熱中症に注意しましょう!

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5月に入って暑くなってきましたね。特に今日は暑かった!!夏日でしたね・・・個人的には紫外線が気になりますが、今回は「熱中症」についての講習を受けたので、まとめてみました。

 

 

熱中症とは

暑さで体温のコントロールができなくなり、体内の水分や塩分(ナトリウム等)のバランスが崩れて、発症する障がいの総称です。死に至る恐れもありますが、予防法を知っていれば防ぐことが出来ます!

 

 

熱中症を引き起こす環境

  1. 気温が高い
  2. 湿度が高い
  3. 風がない
  4. 日差しが強い
  5. 急に暑くなった

 

戸外だけでなく、室内でも起こるのが熱中症です。室内だからといって安心は禁物です!

 

 

熱中症を引き起こす状況

  1. 激しい運動などで体内に熱が産生される場合
  2. 暑い環境にからだが十分に対応できない場合
  3. からだの体調が悪い場合

 

 

熱中症の症状

熱中症の症状です。必ずこれらの症状がでるとは限りませんが、心配だったらすぐに体を冷やすなどの対応が必要です。

 

 

  • めまい
  • 失神
  • 筋肉痛
  • 筋肉の硬直
  • 大量の発汗
  • 頭痛
  • 気分不快
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 倦怠感
  • 虚脱感
  • 意識障害
  • けいれん
  • 手足の運動機能障害
  • 高体温  など

 

 

 

熱中症の危険信号

  • 高い体温
  • 赤い、熱い、乾いた皮膚(全く汗をかかない、触るととても熱い)
  • ズキンズキンとする頭痛
  • めまい、吐き気
  • 意識障害

 

 

子どもは大人よりも身長が低いので、地面からの照り返しで暑さを感じやすくなっているそうです。特にアスファルトの照り返しに注意してくださいとのことでした。

 

 

 

 

子どもの特徴

子どもは汗腺をはじめとした体温調節機能が十分に発達していないため、注意が必要です。顔が赤く、汗っかきに見える場合は深部体温はかなり上昇していると推測できます。

 

 

晴天時の気温は地面に近いほど高くなります。大人が熱いと感じている時は、幼児はさらに高温の環境にいることになります。例えば、大人が感じる気温が32度だったとすると、子どもは35度くらいに感じているそうです。

 

 

現場での応急処置

①涼しい場所に運びましょう。

風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内などへ非難させましょう。

 

②衣服をゆるめましょう。

からだから熱が出やすいように、衣服をゆるめて寝かせましょう。

 

③体を冷やしましょう。

体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。重症hさを救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかどうかにかかっているそうです。

  • 体や顔に広く濡れタオルを当てて、扇風機等で風を当てる
  • タオルがなければ、からだに直接水をかけてもよい
  • 全身に霧状の水滴を吹き付けてあおぐ
  • 首、脇の下、大腿の付け根、ひざの裏にある太い血管(動脈)を直接冷やすと有効

 

 

④水分を補給しましょう。(意識がはっきりしている場合)

  • 胃の表面で熱を奪うために、冷たい水を飲ませましょう
  • 大量の発汗があった場合、汗で失われた塩分も同時に補給できるイオン飲料が最適です(所ジョージさんがCMしてるOS1など)
  • イオン飲料がない場合は、食塩水(500ccの水に0・5~1gの食塩)も有効です
  • 意識障害がある場合は、水分を飲ませると誤って気道に流れる可能性があります。無理に飲ませないようにしましょう。
  • 吐き気、嘔吐がある場合は、すでに胃腸の動きが鈍っているので、口から水分を与えるのは危険です。

 

 

自分で水分が飲めない場合は、重症になっている場合が多いので、すぐに医療機関へ搬送しましょう!スムーズな処置の開始に大きく影響しますので、最も患者の状況が分かる人が医療機関へ付き添いましょう。

 

 

 

熱中症の予防方法

①暑さを避けましょう!

暑い時期に外遊びや運動をする場合は、なるべく涼しい時間帯や場所で行いましょう。また直射日光にあたる時は、かならず帽子をかぶりましょう。

 

 

②服装の工夫をしましょう!

服装は吸湿性のよいものや、襟元がゆるいもの、生地が粗いものなど、服の中が蒸れにくい通気性のよいものを選びましょう。熱を吸収しやすい、黒色系の衣服は避けたほうがいいでしょう。

 

 

③こまめに水分補給しましょう!

汗をかいて水分と塩分が失われます。イオン飲料などで、塩分も一緒に補給しましょう。喉が乾いてからでは遅いので、「水分補給は早めにする」ことが重要です。予防のために「先に飲む」習慣をつけるのもいいですね。

 

 

④急に暑くなる日は要注意!

急に暑くなった日は、激しい運動や長時間の外遊びを控えて、暑さに体を慣らしましょう。久しぶりに暑い環境で動く「初日」が危険だそうです。

 

 

⑤個人の条件を考慮しましょう!

保育園や幼稚園は集団生活をしています。しかし、一人一人の体調を把握し、体調が悪そうな時は無理をさせないようにしましょう。小さな子どもは自分で体調の変化を訴えられない場合がほとんどです。大人である保育士や幼稚園教諭が気づいてあげましょう!

 

 

 

 

まとめ

これからどんどん暑くなってきます。大人の基準で考えず、子どもは自分よりも暑い環境で生活していることを常に考えて保育していきたいと思いました。

 

大事なお子さんを預かっている身として、元気な姿でお父さんお母さんに引き渡すまで、気を抜かず、職員間の連携も取りながら、みんなでサポートしていきたいです。

 

 

 

 

 

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