コーディネーショントレーニングって聞いたことありますか?10年くらい前に報道ステーションでも特集されていたそうです。
子供達の体を動きやすい体にするのが目的であって、筋力をつけたり持久力をつけたりするトレーニングとは別になります。脳から筋肉に司令を出して、その通りに身体を動かせるようになると、運動し易い体になるそうです。
例えば、縄跳びの練習をずっとするのではなく、体を思うように動かすトレーニング(コーディネーショントレーニング)をしてから縄跳びの練習をすると、跳べるようになる子が多いなどが紹介されていました。
コーディネーショントレーニングとは
- 神経系に重きを置いたトレーニング
- 個ではなく全体という概念でトレーニングしようという考え方
- 子供の頃に行うことが大切であり有効である
- 昔ながらの遊びにその要素が含まれている
先生の話によると、粘土を想像してください。使い始めは固いですよね。でもこねることで段々と柔らかくなります。柔らかくなった状態の粘土なら型に入れやすいです。このコーディネーショントレーニングは、型に入れやすくするトレーニングと考えるとわかりやすいかと思います、とのことでした。
普段の保育に取り入れるには?
普段の保育に取り入れる時は、短時間でもいいから取り入れてみる、初めは簡単なものから取り入れてみるなどと教えていただきました。
例えは、座った状態から立つ時に「いちにのさんで立ってみるよ~行くよ~・・・・」などと、遊びながら生活の中に取り入れると、子ども達も楽しみながら身に付けれます。この立ち上がる練習も、音を聞いて体を動かす訓練になるし、素早く動く訓練にもなります。
他にも、足でじゃんけんしてみたり、汽車のように繋がる遊びの中で取り入れてみたりと、いろんな方法を教わりました。
年齢によっては難しいかもしれませんが、年中さんくらいからなら、どんどん取り入れるといいそうです。
2歳児クラスで遊んでみました!
2歳児クラスでボールプール遊びをしていたので、コーディネーショントレーニングを取り入れてみました。ボールプールをある程度満喫した後に、カレンダーの裏紙に顔を描いて、口の部分をハサミで切り、的を作りました。口の中にボールを入れるゲームを、コーディネーショントレーニングとして考えてみました。
ただ単にボールを投げるだけでなく、的があると、目標があって投げやすいし、上を目指して投げるトレーニングにもなります。
他にも、バスケットゴールのようなカゴを用意して、そこへボールを入れれるようにしました。
子ども達が固まらないようにいくつか籠を用意し、それぞれの場の保障をしました。場所をめぐってケンカになることが多いので、あらかじめ多くの場所を設定し、余裕を持って遊べるようにしています。
まとめ
コーディネーショントレーニングの研修に参加させていただきましたが、まだまだ繰り返し勉強が必要そうです(´・ω・`)1度教わっただけでは、子ども達に教えるレベルまでにはなれないですね。
普段の保育に取り入れながら、自分自身の復習が必要かなと思います。機会があれば、もう一度研修にも参加してみたいと思いました。
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