暑い日が続いてますね!プール開きがありましました。プール開きの前には、心肺蘇生法だったり、AEDの使い方の講習が行われます。毎年講習を受けていますが、1年経つと忘れてしまいますね。
今回も看護師さんや消防士さんなどの指導が入り、しっかりと教わってきました。
救急の連携と市民の役割
- 心停止の予防:子どもの突然死の多くは未然に防ぐことができる!
- 早期認識と通報:落ち着いてはっきりと119番通報をする!
- 一次救命処置:救急車の到着前に心肺蘇生(胸骨圧迫)などの応急処置!
- 二次救命措置と心拍再開後の集中治療:救命救急士や医師が薬や器具を使って、高度な救命措置、専門家による集中治療
応急措置の必要性
脳に酸素が送られない状態が3~4分続くと脳に障害が残る恐れがあるので、早い対応が必要!!子どもの大切な命を守るためには、救急車が来るまでが勝負だそうです!
心肺蘇生のABC
A:気道確保(Air Way)
B:人工呼吸:(Breathing)
C:心臓マッサージ・循環(Circulation)
乳児・小児の心肺蘇生法の手順
簡単に書きます!詳しくは講習などを受けてくださいね!
- 周囲の状況確認。
- 反応を確認する。
- 反応無しの場合、助けを呼ぶ。(①119番通報してください、②AEDを持ってきてください、③多くの人を呼んできてください、④必ず戻ってくてください、と人を特定して依頼する)
- 呼吸をみる(10秒以内)。
- 胸骨圧迫30回、人工呼吸2回を繰り返す
- 安静な体位
【胸骨圧迫】
- 小児は片手で、胸骨の下半分を圧迫
- 乳児、新生児は左右の乳頭を結ぶ線の少し下側を目安に指2本で行う。
- 少なくても100回/分の速さで行う。アンパンマンマーチのリズムで行うとちょうどよい。
- 胸の3分の1程度くぼむ深さで行う。
【人工呼吸】
- 気道確保(頭部後屈、あご先をあげる)する。
- 1回につき1分行う。
- 鼻を指でふさぎ、口を完全に覆う。
- 胸が膨らむ程度の強さで行う。
- 新生児、乳頭は口と鼻一緒にふさいで行う。
AEDの効果
電気ショックを与えて電気的に除細動する。
心臓突然死の多くは、心室細動という重症不整脈により引き起こされるそうです。正常な心臓は「ポンプ」の役割をし、60~70/分で収縮と拡張を繰り返し、全身に血液を送っています。心室細動になると、無秩序に細く「けいれん」しているので、「ポンプ」として働けず、やがて死に至るそうです。
AEDを使うときの確認!
- 体が濡れていないか:体が濡れている場合はタオル等で拭きとってください。電流が水を伝わって心臓へ流れにくくなります。
- 貼り薬などはないか(心臓、喘息等の治療薬):パッドを貼るのに貼り薬が邪魔な場合は、はがして、薬剤を拭きとってください。貼り薬が電気抵抗となって電流が流れるのを防いでしまいます。また、火傷を負う場合もあります。
- 心臓ペースメーカー、埋込み式の除細動器がないか:ペースメーカーが心臓に流れる電流を防ぐため、ペースメーカーから3cm以上離した位置にパッドを貼ってください。
まとめ
心肺蘇生法や人工呼吸、AEDを使わないに越したことはありませんが、毎年講習を受けて学ぶことは大事だなと思いました。
水遊びは楽しいですが、いつも以上に子ども達の安全を確保していきたいと思います!暑い夏を乗り切るためにも、安全で楽しい水遊び、プール遊びの援助を行っていきたいです。
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