保育園や幼稚園の生活の中には、いろいろな行事やイベントが欠かせませんよね。年中行事があることで四季を感じられるし、楽しみも生まれるかなと思っています。
9月10月の年中行事についてまとめてみました。
9月の年中行事
- 敬老の日(9月第3月曜日)
- 十五夜(9月終わり頃)
- 防災の日(9月1日)
- 秋分の日(9月23日頃)
- 動物愛護週間(9月20日~26日)
敬老の日
敬老の日は1966年(昭和41年)から国民の祝日に加えられました。「多年にわたって社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」です。老人福祉法制定日の9月15日を踏襲してこの日となったそうですが、ハッピーマンデーが導入された2003年からは9月の第3月曜日になりました。
核家族で、なかなかおじいちゃんおばあちゃんに会う機会のない子ども達ですが、保育園や幼稚園によってはおじいちゃんおばあちゃんを園へ招待して行事をしたり、遠方の方へは園で書いた手紙を送ったりしています。
十五夜
秋は月がとてもキレイな季節です。十五夜は中秋の名月と呼ばれ、中国では唐の時代から、日本では平安時代から月見をするようになったと言われています。
旧暦では、満月から満月までが1ヶ月でした。昔の人は月の傾きや、満ち欠けなどを時間の目明日にしていたそうです。
保育園では、月見だんごを食べたり、ススキを飾ったりして月見の雰囲気を楽しんでいます。
防災の日
防災の日は9月1日。夏休み明けの初日となる園が多いですね。夏休みも関係ない園では、そのまま9月に突入といった感じでしょうか。
防災の日は、1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、関東地方を中心にマグニチュード7.9の大地震がありました。この関東大震災の日を、1960年(昭和35年)に「防災の日」と制定されたそうです。
秋分の日
「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日」として1948年(昭和23年)に制定されたました。秋分の日は、春分の日と同じく、昼と夜の長さが同じです。秋分の日を境に昼間がだんだんと短くなっていきます。
秋の訪れを感じる時期ですね。
仏教では、秋分の日を真ん中にして1週間を彼岸というそうです。彼岸とは、仏の教を信じて、美しい暮らしや明るい暮らしができるよう、先祖を祭る行事です。彼岸花もこの時期に咲いていますね。
動物愛護週間
9月20日~26日までが動物愛護週間です。アメリカで始められたものです。
日本では、日本人道協会のバーネット理事長の提唱し、昭憲皇后の誕生日を記念して、1927年(昭和2年)から始められました。
「ひろく国民のあいだに、動物の愛護と適正な飼育についての関心と理解を深めること」が目的です。
10月の年中行事
- 運動会
- 読書週間(10月27日~11月9日)
- 体育の日(10月第2月曜日)
- 目の愛護デー(10月10日)
- 秋の遠足
運動会
9月後半から10月前半にかけて、運動会を行う園が多いと思います。この時期になると、子ども達の中でも集団遊びが見られるようになり、子ども達の成長が見れる行事でもあります。
運動会は、競争や勝負にこだわるだけでなく、体力向上、健康増進にも目を向けたいですね。さらに、「元気いっぱい体を動かす」「友達と協力して最後まで頑張る」「約束を守って行動する」などのねらいも重要だと思います。
運動会という特別な日、おうちの人がたくさん来ていつもと違う雰囲気・・・緊張や不安から、子ども達が普段の頑張りを見せられなくても温かく見守りたいですね。
読書週間
読書週間は文化の日(11月3日)を中心とした2週間です。
保育園や幼稚園では園の絵本を借りて、家庭で読んでもらう「絵本貸出」の活動を取り入れてるところが多いと思います。いつも同じ絵本を借りる子、いろいろな種類の絵本を借りる子など、個性豊かです。
大好きなお家の人に読んでもらう絵本は、一生忘れない思い出になりますよね!私も、小さいころに読んでもらった絵本は今でも懐かしく読み返したりしています。
体育の日
1964年(昭和39年)10月10日に東京オリンピックが開催されたのをきっかけに、1966年(昭和41年)に体育の日が制定されました。
「スポーツに親しみ健康な心身を培う日」がうたわれています。2000年(平成12年)からはハッピーマンデーにより、10月第2月曜日になりました。
10月10日は気象庁の観測史上、全国的に晴れの多い気象上の特異日だそうです。
目の愛護デー
1931年(昭和6年)に中央盲人会福祉協議会の提唱で、10を横にして2つ並べると「目と眉」になることから「視力保護デー」として始まったそうです。
戦後、日本眼科医会が「目の愛護デー」とし、目の伝染性疾患予防、目の不自由な人達の福祉活動などの行事が行われています。
秋の遠足
春の遠足と秋の遠足を行事として取り入れてる園も多いと思います。
遠足は、歩く機会を作ったり、自然を感じたり、集団で歩く経験を積んだりと、様々な目的があります。もちろん子ども達が楽しむのが一番の目的ですけどね(*´∀`*)
園内を出て、いつもとは違った場所へ行くことで、子ども達のワクワク感も高まります。目的地で簡単なゲームをやったり、お弁当を一緒に食べたりして楽しんでいます。
まとめ
9月10月の年中行事やイベントでした。
園の方針によって取り入れていたりそうでなかったりすると思いますが、子ども達に行事のことを話す機会に、その行事の背景を知っておくといいかと思います。
忙しいけど、ちょっとした知識があるかないかで、子ども達を惹きつけられる話ができるかどうかが決まってきますよね。私ももっと勉強しよっと(*´∀`*)
この記事へのコメントはありません。