保育園や幼稚園の生活発表会についてまとめてみます。
「生活発表会」、「発表会」、「お遊戯会」など呼び方はいろいろあると思います(*´∀`*)どれも一緒のものとみなして書いていきますね。
4歳児の発達や特徴
4歳児は、3歳児から進級してくる子と、4歳児から入園してくる新入園児がいます。
園生活に慣れているのか、初めての園生活なのか・・・それだけでも大きな違いですね。
4歳児の特徴を少し挙げてみます。
- 保育者や友達と、遊びを楽しむ。
- 自分のしたいこと、して欲しいことを言葉で伝える。
- 友達や保育者と一緒に、体を動かしたり、楽器を鳴らしたりすることを楽しむ。
- 身近な生活体験を、ごっこ遊びに取り入れる。
これ以外にも特徴はあると思いますが、4歳児の発達や特徴を踏まえて、発表会も進めていくといいかと思います。
個人個人に合わせた援助が大切!
4歳児さんはしっかりしている子もいれば、まだまだ甘えたい子もいて、個性もバラバラ。
もちろん、どの年齢でも個性はバラバラですが、発達の早い子とゆっくりな子での差が大きく出るのが4歳児でもあります。(全員がそうとは限りません・・・ご了承くださいm(_ _)m)
一人ひとりに合わせた援助が必要なのはわかりますが、新任の先生などは、実際どうやってやればいいのか分からないかもしれません。
私の経験内でのアドバイスですが、よかったら参考にしてください。大きく分けて4つあります。
- 子ども達にわかりやすい目安や例を示す。
- わかりやすい褒め方。
- 子ども達を安心させてあげる。
- 子ども同士での支え合いを促す。
①子ども達にわかりやすい目安や例を示す
劇の内容が決まったら、まず保育者が大きな動きや大きな声で見本を見せます。
これでもかというくらい、大げさな表現をした方が子ども達にも伝わりやすいです。実際、子ども達が演技をする時は、恥ずかしかったり緊張したりと、演技が小さくなることが多いです。
なので、練習の段階から、大きな演技や声でやっておくことが大事なります。子ども達も「いつものようにやればいいんだな」と思って、大きな演技や声で演じられる子も出てきます。
②わかりやすい褒め方
子ども達を褒める時は、わかりやすい褒め方で褒めたいですね。
例えば・・・
- 昨日より○○が上手だったね。
- 大きな声でかっこよかったね。
- 大きく手を振っていたから、後ろの方からも見えたよ。
- 本物のライオンさんみたいだったね。怖かったな~。
- 優しい声で歌っていたね。
- 腕がピーンと伸びていて王様みたいだったよ。
など、具体的にわかりやすく声をかけると、子ども達の心にも届きやすいと思います。
③子ども達を安心させてあげる
いつもより高い位置で踊ったり歌ったりするのって、大人でも緊張しますよね。
恥ずかしかったり、不安だったり、間違えたらどうしようと思ったり・・・子ども達はいろんな思いを抱いていると思います。
そんな子ども達の気持ちに寄り添って、受け止めていくことが必要です。特に不安が大きい子には、こまめに声をかけたり、安心できる仲のいい子と同じ役にしたりなどの配慮をするといいかもしれません。
④子ども同士での支え合いを促す
演技中に待てない、嬉しい気持ちや楽しい気持ちが押さえられずに動いてしまう、長い間集中力が続かない・・・など、いろんな個性を持った子がいます。
担任やサポートの先生がこまめに気にかけるのはもちろんですが、気の合う友達やお世話をしてくれる友達の隣にするなどの配慮もいいかもしれません。
保育者の言うことよりも、子ども同士の方がすんなりいくことも多いです(*´∀`*)子どもの力ってすごい!
演技ができないときの配慮
演技中にできない部分があったらどうしますか?
そのままできるまで練習する、内容を変えるなどの選択肢もあるかと思います。どれが正解で、どれが不正解という話ではなくて、目の前の子にとっては、どの方法が一番いいのかを見極めて援助していくのが大事かなと思います。
例えば、縄跳びなら・・・
- 跳ぶ
- 保育者が縄跳びを蛇のように動かし、それを跳ぶ
- 縄跳びを持っていろんなポーズをとる
- 縄跳びで綱引きをする
など、「跳ぶ」ことにこだわらず、その子ができる範囲での変更もありかなと思います。
でも、園によっては「子ども同士の差がつきすぎてはいけない」「かわいそうだ」と考えるところもあるので、園長先生など上司やリーダーの先生と話し合ってから、内容は決めたほうがいいですね。
後から、「ここは変更した方がいい」と言われても、子ども達が覚え直すことになり大変です。
あらかじめ、相談するなり、劇を見てもらうなりして、早め早めの対策をしておきたいですね。
こちらにもいろいろまとめました。
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