離乳食についての勉強会がありました。
乳児保育を行っている保育園が多くなったので、改めて離乳食について勉強しようという趣旨で行われました。
勤務先では、6ヶ月から預かっているので、離乳食についての知識が必要になります。入園した月齢や、家庭での進め具合によって、園での離乳食の進め方も異なってきます。
保護者の方とよく相談したり、食べたことのないものはまず家庭で試してから園で出すなどの対応をしています。
園で初めて食べた時に、万が一アレルギーなどの症状が現れるかもしれないとの考えから、家庭で食べてから園で食べるようにしています。
離乳の必要性
なぜ離乳をしないといけないのか。改めて質問されると、答えられませんでした。漠然とした考えはありますが、はっきりと答えられなかったので、まとめておきます。
なんとなくの知識がはっきりしてよかったです(*´∀`*)
- 噛む(そしゃく)能力を身につける。
- 母乳だけでは栄養不足になるため、栄養補給する。
- 精神発達を促す。
- 味覚と消化機能の発達を促す。
- 食事習慣の確立。
詳しくみていきます。
①噛む(そしゃく)能力を身につける。
赤ちゃんがおっぱいを吸うのは先天的能力ですが、咀嚼する能力は後天的です。順序を負った離乳をすすめることで、正しい咀嚼能力が身につくそうです。また、適切な調理形態、適切な量も重要です。
②母乳だけでは栄養不足になるため、栄養補給する。
母乳は生後5~6ヶ月を過ぎると、赤ちゃんに必要な栄養をまかないきれなくなります。特に、ビタミン類、鉄が不足してくるため、鉄欠乏性貧血が発生する可能性があります。
③精神発達を促す。
食事をすることによって得られる精神的な影響(色・形・匂い・触覚など)は、赤ちゃんが人間らしく生きる土台作りとなります。
④味覚と消化機能の発達を促す。
人間は生まれながらにして「甘い・酸っぱい・辛い・苦い・旨い」の五感が備わっているそうです。いろいろな食品を味わうことによって、味覚が形成されていきます。いろいろな食品を組み合わせて、味覚の幅を広げることが重要です。ミルクや母乳以外の食べ物を摂取することによって、消化吸収能力の発達も促します。
⑤食事習慣の確立。
食べる回数、食べる時間、食べる場所が固定されてきて、幼児期以降の食習慣の確立につながります。
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