今日は幼児さんの全身チェックについて紹介します。
乳児さんの時と変わりませんが、幼児になると自分で症状を言える子も出てくると思います。
子ども達が訴えてきた症状をしっかりと受け止め、実際に保育士や看護師の目で確認することが大切になります。
実際、「お腹が痛い」と言ってきた時に、病的に痛いのか、便がしたくて痛いのかを見極める必要があります。正直難しいですが、表現力、語彙力の乏しい子どもの訴えをしっかりと受け止められるようにしていきたいです。
幼児さんの全身チェック項目例
【目のチェック】
- 目が赤い
- 目やにが多い
- 目が腫れぼったい
- 眠そうである
【顔のチェック】
- 顔色が悪い
- 顔がむくんでいる
- 顔に傷がある
【耳のチェック】
- 耳を頻繁に触る
- 痛がる
- 耳だれが出ている
- 耳に傷がある
【鼻のチェック】
- 鼻水が出ている
- くしゃみが出ている
- 鼻血が出た痕跡がある
- 鼻に傷がある
【口のチェック】
- 口に傷がある
- 痛がる
- 口の中や外にブツブツがある
- 舌が赤い
- 唇の色が悪い
【喉のチェック】
- 咳が出ている
- 痛がる
- 喘息のような症状がみられる
- 苦しそうである
【皮膚のチェック】
- 乾燥している
- 湿疹がある
- 水疱がある
- 虫刺されがある
- 傷口がぐちゅぐちゅしている
- 打撲痕がある
- 傷がある
- 絆創膏をしている
- 痛がる
- 痒がる
【排泄物のチェック】
- 匂いがキツイ
- 量が少ない・多い
- 色が濃い
- 便がゆるい
- 便の回数が多い
【全体的な様子をチェック】
- 熱がある
- 機嫌が悪い
- すぐに泣く
- ぐったりしている
- 食欲がない
- 水分を摂らない
- 寒がっている
- 震えている
- 嘔吐がある
- 痙攣(けいれん)している
虐待にも注意する!
近年は虐待にも注意が必要です。
同じ場所に傷ができる、変な場所に火傷がある、子どもに聞いても「自分で転んだ」など明らかなウソをつくなどの場合があります。
疑わしいときは、園長先生などに相談して、児童相談所に通報する義務もあります。
疑いが間違いだったならそれはそれで安心なので、疑いをそのままにして万が一のことが起こることは避けたいです。
子どもの命を守るのも保育士の仕事。
子どもへの変化に気を配っていきたいです。
この記事へのコメントはありません。