親の心子知らず。
よく聞くことわざですが、先日身に染みる出来事がありました。
親の心子知らずとは?
親の心子知らずとは、親の子に対する深い愛情が分からず、子が勝手気ままにふるまうこと。
また、自分が親になってみなければ、親の気持ちはわからないということ、と言われています。
親の心子知らずが身に染みた出来事
プライベートな話になりますm(_ _)mご了承ください。
先日、祖母のところへ遊びに行ってきました。
祖母と2人でお茶をしながら、いろいろな話をしていた時のこと。
祖母が「まもちゃんが大学入学した時、本当に嬉しかったわ。ハナコ(私のおば)と一緒に喜んだのを思い出した」と、話し始めました。
私の母が、祖母と叔母に私の大学入学について話した時の話で、祖母はよくこの話をします。
大学受験では、父にも母にもいろいろ迷惑をかけたので、できれば忘れたい出来事・・・
なので、この話をされると正直「嫌だな・・・」と感じていました。
今回も、「嫌だな」と感じ、話が終わったところで、そそくさと帰ろうとしました。
すると、祖母が追いかけてきて、「ごめんねごめんね」と言いました。
私は、言われたくない事を何度も言われるので、いろんな感情が重なって、思わず泣けてしまいました。
すると祖母が「身内だから心配するんだよ。関係ない人ならどうでもいいし、心配なんかしない。」と話し始めました。
それでも私は嫌だなという気持ちのほうが強くて、涙が止まりませんでした。
泣いている私の手を握り、祖母が続けました。
「そんなに自分に引け目を感じなくていいんだよ。親は頼られるのが嬉しいんだから。おばあちゃんやお父さんお母さんを喜ばせるために、何かをしよう、何かをしなければならないなんて思わなくていいんだよ・・・」
と、いろんなことを話してくれました。
それから、母の子供の頃の話、祖母と祖父が喧嘩した話など、私の知らない話をたくさんしてくれました。
私はその時感じました。
お父さんお母さんの気持ち、全然分かってなかったな。
おばあちゃんの気持ちわかってなかったな。
お父さんお母さんの気持ち、誤解して受け取ってたなと。
できるだけ親に心配をかけないようにしなければならない、親に迷惑をかけてはいけない、親が喜ぶようにしなければならないという思いが特に強いので、それができない自分がもどかしくて、つい反抗していたことも。
それが全て悪いこととは思いませんが、祖母の話を聞いて、そのことで自分に引け目を感じることはないんだなとうっすら感じました。
おばあちゃんのことは大好きで、できるだけ顔を見に行き、お茶を飲んだり、おしゃべりしたりしていますが、今回のような話をしたのは初めてでした。
めんどくさい!好きなようにさせてよ!もう子どもじゃないんだか!
と、わかったような気になっていた自分が恥ずかしくなります。
もちろん、もう大人なんですが、行動の裏にあるお父さんお母さんの気持ちはわかったつもりでいて、全く分かっていませんでした。
親の心子知らずだなと感じた1日でした。
おばあちゃん、気づかせてくれたありがとう。
もっともっとおばあちゃんといろんな話をしたいなと思いました。
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