先日、年長さんと話す機会がありました。
私がホール(遊戯室)での用事を済ませた後、職員室へ戻る途中に、ある年長さんが声をかけてくれました。その子とは面識がなく、名前もうる覚えでした。その子をサクラちゃんとします。
サクラちゃんは、私を見つけると「こんにちは!」と凛々しい声で挨拶をしてくれました。朝の挨拶「おはようございます!」と声をかけてくれる子は多いですが、「こんにちは」と声をかけてくれる子は珍しいです。
そんなサクラちゃんの「こんにちは」の挨拶が嬉しくて、思わず声をかけました。
私「こんにちはって言ってくれてすごく嬉しかったよ、ありがとう!お名前教えてください」
サクラちゃん「サクラです」
受け答えもしっかりしている!いやぁ感心させられました。
私「こんにちはって誰が教えてくれたの?スミレ先生(担任名・仮名)?」
サクラちゃん「教えてもらったんじゃない。自分で考えたの。もうすぐ小学生になるんだから、小学生は自分の頭で考えるんだよ。小さい組さんにもこんにちはって言った方がいいのか。先生にこんにちはって言おうかなって考えた。言わないときもあるけどね。」
すごい・・・凄すぎる!いや、年長さんならこれくらいの受け答えができるのか!?いろんな考えが頭の中を巡りました。
サクラちゃん、今日はサクラちゃんの「こんにちは」の挨拶が聞けて、その後にサクラちゃんの考えも聞くことが出来て、担任の先生じゃないけどサクラちゃんが成長した姿を見ることが出来て本当に嬉しかったよ!と、心の中で思っていました。
サクラちゃんへは・・・「そうか、自分の頭で考えたんだね。素敵な考えが浮かんだね。先生もこれからいろんな人にこんにちはって言うようにするよ」と返事をしておきました。
もちろんすべての子がサクラちゃんと同じような成長をしているとは限りませんが、大人が思っている以上に子ども達ってしっかり考えているし、敏感に感じ取っているし、その子なりの成長をしているんだなと感じることができました。
つい、毎日の保育や事務仕事に負われて、子ども達とのふとした会話や行動を見逃してしまいがちですが、改めて子ども達との関わりを大切にしていきたいなと感じました。
サクラちゃん、本当にありがとう!
この記事へのコメントはありません。